ついにz49.org上のWebSite群の引越しを決断しました。
今まではCoreServer(5,000円/year)というレンタルサーバを利用していました。CoreServerは瑣末なサポート関係を削減して省力化を図る代わりに価格を安くするという、かなり尖がった形態の初心者お断りサーバでした。自分の場合はそれで十分なためにとても満足していました。
ところが最近、サーバ管理側の体制に不安が見えはじめたのです(2009-07-06)。瑣末なサポートなんて不要ですが、サーバ側の不具合やクラッキング行為等のユーザーにはどうにも出来ない事が最近頻発するようになってきたのです。頻発するだけならまだ良いのですが、それへの管理側の対応がどうも鈍くなっているのです。
当方、実は一回CoreServer上でサーバを移動させています。これはApacheの生アクセスログが出力されなくなるというトラブルを回避する為の対応でした。一応サポートに調査と対応をお願いしたのですが、結構頓珍漢な回答をされて滅入ってしまった記憶があります(毎日手動でアクセスログを生成していたのですが、それを見て『アクセスログが正常に出力されているじゃない？』と言われたのです。自動生成と手動生成ではファイル名が異なるのですぐに分かるはずなのですが)。サポート経費を削減するためにサポート要員を外部委託しているという話もあるのでこの程度の質であるのは当然なのかもしれません。『不具合の原因究明は出来ないけど、代わりにサーバを移動してください。それで駄目なら返金します』という対応を頂いたので止むを得ずサーバ移動を行いました。CoreServer内はサーバ移動で料金は生じないのでその点では問題はないですが、複数のWebSiteを移動させる作業はなかなかの苦痛でした。
当方で出来る事は自分で何とかするという事に不満はありません。ですがそうでない領域の問題に於いて誠実とは言えない対応をされたのは多少不満が残ったものでした。次に何か有ったら移転を考えると決心したのもこの時でした。結局、先日ValueDomainはどういう経緯であれサーバを再びクラックされ、しかも対応がとても鈍く不鮮明なものでした。『これはもうだめかもわからんね』
移転先はさくらのレンタルサーバのビジネスプロ(54,000円/year)を選択しました。価格は10倍になり、趣味に投ずるには結構悩ましい額になりました。しかし、マルチドメインやPHP周りの設定とサーバの信頼性と安定性で勝るものがなかったのがここを選んだ理由です。海外のサーバには価格や機能的に優れたものが多かったのですが、信頼性や安定性という点では選び難かったのを付け加えておきます。
いろいろ書きましたが今までリーズナブルな価格で利用させていただいたCoreServerに対して悪意はありません。寧ろ感謝の気持ちでいっぱいであります。しかしながら、現状を鑑みるに継続利用は余り宜しくないと判断しました。運営側の質が向上するのであれば、否、数年前の運営の質が戻ってくるのであればサーバ料金が上がってもついて行く位の心持であったのに…誠に残念です。
さくら高っ！
今ならまだ間に合いますよ！まだ撤回出来ますよ！
こにちわー。
撤回できれば良いのですが、代案も無いのです。上述の通り、ぶっちゃけて言えば『放置状態』『ぐだぐだ』な状態のサービスと心中するつもりはありません。データを吹っ飛ばされてからでは遅いです。一応バックアップはとっていますが、意図せぬ強制移転と計画的な移転では後者の方が遥かにマシです。
そして移転候補の無さはどうしようも有りません。さくらのビジネスプロは他のさくらのレンタルサーバより価格的なリーズナブルさは低いものの、他社の同等のサービスに比べればかなり良い部類に入ります(別記事でも書きましたが、機能的な制限が多かったり、何をするにも追加料金、というサービスも多い)。
そしてz49.org上のサーバ群はかなり成長しています。一番負荷が高い休日では転送量が2.6GB/day、総リクエスト数が24万/day位(つまり1秒に3回くらいのリクエスト)あります。これはそんじょそこらの廉価レンタルサーバでは賄えない規模です。(CoreServerと同じくらいの)年額5,000円くらいのサービスでは『他所に行くか上位プランにしてくれ』と言われるレベルです。追い出されないとしても、エラーでまともに閲覧できなくなるでしょう。そう、CoreServerが素晴らし過ぎたという事なのです。
金額的にはなかなか躊躇したい所ではありました。でも代わりが無いのならばしょうがないです。どうせ今後来るであろうTES5の方にも手を出したいところではありますし、悪い先行投資ではないとは思います。その時までにサーバ費用がモチベーションを削らなければ、ではありますけど。
とはいえ、かなり前にオファーがあったwikiaへの移住は考えていません。wikiaはMediaWikiで作成されている為に慣れない人が多いと思いますし、そもそもURIが強制的にwikiaのものになります。更にクリエイティブ・コモンズ・ライセンスが強制される為、商業作品ものは色々に扱いにくい所があります(特に翻訳Wikiみたいな運用事例。管理側が仰るには『引用』の概念で回避できるとの事ですが…)。
という訳で、取れる選択肢はもう殆ど無い状況だったのでした。まぁ、がんばります。
引越し超お疲れさまです！！
もう引越し完了されたのですね。お疲れさまです。
どうか財政負担がIrrlichtさんちの家庭不和に繋がりませんように(笑)
こちらも無理のない範囲で協力しますからね～。
色々暖かいお言葉感謝です。
新旧サーバの仕様の違い等の為色々面倒を重ねています。落ち着くまでは色々ミスもあるかもしれませんが、その時は『あー、またこのうっかりはちべぇがっ』とでも思って頂けたら幸いです。ついでに突っ込みを頂ければ早く気づけると思います。
…実はついさっきhtaccessを新サーバに合わせて修正したのですが、設定ミスの為、サーバ上のサイトが全て見えなくなっていました。しかも気づいたのは暫く経った後。誠に申し訳ありません。
財政負担の件
この辺は色々考えている所ではあります。
日本人的美徳ではサーバ費用の事なんぞは伏せて『忍耐』なのでしょうが、現実的ではありません。そんな事やったら色んな意味で潰れてしまいます。
ただ、別に褒められたいとか敬われたいとかも思っていません。そんな名誉欲なんぞタマネギにでもくれてやれ、です。しかしサービス提供側と受容側の相互理解は必要だと思っています。言い換えれば管理人と利用者の距離を出来るだけ無くす、という事です。それが結果的にコミュニティの発展を大きく促進するものだと思うからです。そういう訳で結構こちらの管理に関する情報も積極的に公開してきました。今回の移転に関する問題の詳細を書いたのもその一環でした。
金銭的にはまぁとりあえずは問題はありません。月に2-3枚CD買うのを我慢すれば良い位(クラシック音楽が趣味なので大体それくらい)ですし……ってたぶんCD屋に行ったらまた衝動買いとかするんだろうなぁ、あははー。ただ、Web管理が好きって事だけで運営を行っている関係上マイナス要因に成り得る事はきっちり公開し、理解してもらう事は重要だと判断し、それが金銭的なポイントだった、ただそれだけの事だったのです。
一応Paypal Donateくらいは追々準備はするかな位は考えています(Webmoneyのぷちカンパも悪くはなさそうですが、現金化が出来ないのでサーバ費用に直に回せないのが問題です。楽天ポイントに変えて図書カードでも買って金券ショップでという方法もありますが…)。しかし、管理下のWebSiteに広告を載せる事は殆ど考えていません。どこかでも書きましたが、皆さんは情報を求めてWebSiteにきているのであり、決して買い物に来ているわけではないのです。しかも、よほど気合を入れてページに広告を仕込まないとクリック率は上がりませんし、そこまでする事自体が面倒です。そもそも載せる広告自体の管理も楽ではありません。そこまでして稼いだとしても世間的にアフィ広告はあまりいいイメージはありません。マイナス要因ばかりです。ですので多分手を出す事は無いでしょう。
…書くと長くなる癖が。とりあえずこの辺できりあげますっ。
こうして金銭的な面も含めてサーバ運営のリアルなところをお聞きすると、本当にありがとうございます、としか言えません。自分はご厚意で使わせてもらっているだけの立場ですが、自分の製作物を発表できる場を作っていただいた Irrlicht さんには感謝してもしきれません。何の手助けもできませんが、感謝の気持ちを忘れずにこれからも使わせていただきます。・・・ちょっとおべんちゃらみたいな嘘っぽい文章ですが（ぉぃぉぃ）・・・本心ですよ！(^_^;。
こんにちは！
こういうサイト運営管理の内情って、興味ない方ややった事無い人の場合想像もつかないでしょうからしょうがないところも多いでしょう。でも、なんだかよく分からない事をやっているから凄い、だから無批判で追従するとかいうのはあんまり宜しくないと思っています。つまり、それは両者の間に距離を置くものであり、それは発展を阻害するものであるからです(宗教団体でなく、同じ趣味を持った共同体なのですから)。ですので、色々あっぴろげーに当方の事情は書いていく方針でやっています。それで少しでも理解とか共感とか批判とか、そういうものを抱いて頂ければそれは十分うれしい事です。
実際Web管理は色々興味深いのですよね。サーバの負荷・デザイン・使い勝手等をいかにして自分の技術で良くしていくか。如何にコミュニティに働きかけたり支援して発展を促すか。これらはとてもやり甲斐のある事です。興味の無い人にはかったるい事にしか思われないでしょうけど。でも、好きでやっている事ですので、当方に対して気を遣い過ぎる必要は全く有りません。寧ろそれは嫌いなものです。
とはいえ、自分は素直なご意見ご感想に対してひねくれた見方をする事はない(筈)と思っているので、忌憚の無いものであれば全然気に致しませんよ！
ぽんこつなところが多い私めですが、コミュニティの発展はやはり皆さんのおかげです。わたしはちょっと背を押しているだけです。皆様の今後のご活躍をお祈りいたします。
色々調べたところ、Paypalを利用した寄付は利用不可能になっていました(日本の法律に抵触するので提供をやめたらしい)。回避策は有りそうなのですが。
WebmoneyのぷちカンパはWebmoneyという形でしか受け取れず(現金化できない)、使えるサービスも限られています。強引に現金化を考えても目減りがおおきすぎます(手数料・楽天ポイント変換・図書カード購入換金(9割で算出)：0.95*0.95*0.9=約0.8)。Paypal経由は約3.4%の手数料+銀行口座への送金手数料$0.3だという事を考えるとアホらしくなってきます。
有象無象の乱立で使い勝手の悪いプリペイド形式の電子マネーといい、このような小額決済システムがろくにない事といい、(日本の?)現実社会はWebからかなり遅れているのでしょうね。
なんかもう、集まれる人はリアルで集まって打ち合わせしちゃった方がマシみたいな気にもなっちゃいますよね。
あと今後の方針として、ある程度の目減りは妥協して、なるべく早めに体制を作ってしまうのも手ではありますね。送金ルートを一つに絞る必要性もあんまりなさげだし、より良いルートが見つかったらそれも使用可にする、みたいな。
送金するような物好きは（失礼）せいぜい数人程度だと思うので、最初から手順を標準化する必要性も薄そうですしね。