サーバ移転作業メモ

書くと言ってて書いてなかったのを遅まきながら備忘録的に。

先ずはどのように移行したかをまとめると次の表のとおりです。

サイト移転前移転後
Fallout4WikiJPさくらのVPS(v3)2G (CentOS6)さくらのVPS(v5)2G (Ubuntu 20)
それ以外のWikiさくらのレンタルサーバ ビジネスプロさくらのVPS(v5)2G (Ubuntu 20)
各種関連サイトさくらのレンタルサーバ ビジネスプロ移行せず(予定)
管理ブログさくらのレンタルサーバ ビジネスプロさくらのレンタルサーバ スタンダード

 Wiki群自体は「さくらのレンタルサーバ ビジネスプロ」(以降ビジネスプロ)で運用していました。性能などに特に不満はなかったのですがVPSに興味を持ったことや出来る事の多さに惹かれて「さくらのVPS(v3)2G」(以降VPSv3)を契約しいじり始めました(2012年)。その後Fallout4のリリースに合わせFallout4WikiJPを開設、VPSv3の本格的運用を開始しました。もしこの運用で問題が無さそうなら他のサイト群も移行させようということも考えていました(2015年)。

 ところがPukiWikiのバージョンアップを待ったり移行作業の為の時間が取りづらかったりなどで先延ばしにしていたらとうとう2020年となってしまいました。これだけ時間がたつとまた別の問題も見えてきました。まずCentOS 6でPHPの最新版を追っかけたりLet’s Encryptを導入するのは一手間必要なのが面倒だなと感じていました1。そもそもCentOS 6はサポート切れが目前2だったのでOSの更新がどうしても必要でした。ところがCentOSのアップグレードは基本的に新規インストールになるし、実際に運用しているサーバを止めて新規に構築となるとダウンタイムも生じます。本サーバと同じ実験環境を用意して正常稼働を確認してから一気に更新が安全ではあるのでしょうが趣味でやっている以上そこまで手間暇もかけられません。結局VPSの別サーバ&新しいOSの環境を整えたうえでサイト群を移行することにしました。

 移行先は「さくらのVPS(v5)2G」(以降VPSv5)3を選択し、OS自体もUbuntuに変更しました4。新規契約時点でさくらにはUbuntu 20が用意されていませんでした。よってまずはUbuntu 18で開始した上でUbuntu 20にアップグレードを行い、成功確認後にWiki群の移行を行いました。(2020年5月)。管理ブログは別サーバ上にあった方がリスク管理的に宜しいということで「さくらのレンタルサーバ スタンダード」を1つ取得して移行させました(2021年1月)。あと、これからの話にはなりますがそのほかの関連サイト群5はアクセスも少ないので移行せずに廃止する予定です6

 思い返してみると、今回の移行作業で一番苦労したのは結局はPukiWiki周りでしょうか。長年独自に改造していた機能&同時に新規実装した機能を最新版PukiWikiに移植して検証する事が結構大変でした。

 役に立ちそうな情報としては、移行でどれだけ速度が改善されたか、でしょうか。Wikiの挙動はビジネスプロのものより早くなったように思われます7。さすがにVPSv3との比較では大差はないように思います。またVPSv5上ではWikiを7つ擁していますが、現時点ではアクセスも少ないせいかCPUもメモリも駄々余りです。VPSv3上のFallout4WikiJPにアクセスが集中していた時代も難なくさばいていましたし、TES6やFOの新作がリリースされたらここに同居させてもよさそうです。まあ個人のWikiなんて時代遅れでしょうしそもそも先のことは分かりませんが。

 まだまだのんびりと維持作業は続けていくつもりですので、宜しくお願い致します。

  1. 2015年当時でCentOS 7はリリースされていたが、6の方が古い分枯れているかと判断して選択していた []
  2. 2020年11月 []
  3. 石狩リージョン []
  4. メジャーバージョン間でもアップグレードができる事が大きな理由。……その後2020年12月にCentOSが現在の形のものはCentOS 8で終了、サポート期限も当初のアナウンスより大幅に短縮されることが発表された。CentOS 8を選ばなくてよかった…… []
  5. 2chログ置き場など []
  6. 2chログ転載はリスクがありうることも踏まえ []
  7. もともとビジネスプロでの速度では問題が無かったのですがそれよりも体感として早くなっているしConvert timeも短縮している []

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